今回のように久能山東照宮の国宝指定の社殿までは日本平からロープウェイで久能山にわたり、約100段の石段を登ればよいのに対し、久能山の山下から1,159段の表参道を登る方法もあります。
杖を突いているばあちゃんも一緒なのでもちろんロープウェイでしたが、いつか階段も登ってみたいです。
久能山東照宮は、江戸時代に家康公の遺言によって建てられた、家康公をまつる最古の神社です。 日光東照宮をはじめ、全国各地に見られる東照宮の原型であって、「出世運」「上昇運」「勝負運」のご利益があるとされています。
久能山東照宮 楼門
僕たちも新廟に向かって歩いていきます。社務所受付を通ると朱塗りの大きな門が目に入ります。 楼門という2階建ての門です。 軒下中央に第108代後水尾(ごみずのお)天皇の宸筆「東照大権現」の扁額が掲げてある為、「勅額御門(ちょくがくごもん)」とも言われています。
久能山東照宮 家康公お手形
門の裏に回ると徳川家康公の手形があり、自分の手形と比べさせてもらうことが出来ますよ♬
家康公の手の形ってふくよかな気がするね!
じいちゃんも大きさが似ているね!
パパは親指の長さ以外はほぼ一緒の大きさだよ☆
自分は掌が男性のわりに小さな方なのですが、親指の長さ以外は、家康公に非常に近かったので驚きでした☺
裏側左右の金剛柵内に狛犬(角のない方が獅子、角の有る方が狛犬)が据えられています。
東照宮とは、東照大権現としての徳川家康を祀る神社のことですが、現在も100以上残っている東照宮のうち、日光東照宮、久能山東照宮、鳳来山東照宮が日本三大東照宮とされています。
日光東照宮にも家康公のお墓がありますが、家康の御遺骸が埋葬されたのはこちら久能山東照宮となります。
日光東照宮が民間人も参拝できる場所であったのに対して、江戸時代の久能山では参拝者は制限されており、久能山東照宮は長く徳川家の特別な場として一般向けには閉ざされていたようです。
久能山東照宮 家康梅
参道沿いには家康公が駿府城で育てたというこちらの「実割梅」があります。
駿府城では、収穫した梅で作った梅の実を東照宮に毎年奉納されていたようですよ。
楼門を過ぎた左手に小さな建物があり、近づいてみると白馬の像が見えます。家康公は愛馬を飼育しており、馬にとても愛着があったんですね。名工左甚五郎作と伝えられる木像の神馬だということです。眼球には当時貴重であったギヤマンが使用されているそうですよ。
久能山東照宮 唐門(重要文化財)
拝殿正面にある門で、屋根は銅瓦本葺黒漆塗の四方唐破風造の門です。元和2年(1616年)に徳川家康公が亡くなると、家康公の遺言により遺体は久能山に埋葬されました。その後、2代将軍秀忠公の命により久能山東照宮が創建。わずか1年7カ月という短期間に造営し、現在の極彩色煌びやかな社殿が完成しているんですよね。
現在はこのように誰でも訪れることができ、家康公の個人的な持ち物を数多く所蔵している久能山東照宮博物館も併設されており、見学することが出来ます。現在は徳川家にまつわる貴重な場所から所有物まで、見学させていただくことが出来るのでありがたいですね🍀
羽目板に唐獅子牡丹、黒松に鳥の透彫があります。
このあとは徳川家康公のご遺体が埋葬されている神廟に向かいますよ。
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