

昨年予備自衛官技能公募で3等陸曹になりました内田です。建国記念日だった2/11の午前中は、蒲郡ふ頭11号岸壁で海上自衛隊の掃海隊群の一般公開があり、いつも連絡をくださる愛知地本協力本部のMさんから情報を頂いていましたので、見学に行ってきました😄 本当は娘も一緒に連れて見に行きたかったところですが、3学期の期末テストの勉強期間中だったので、一人で調査を兼ねて行ってきました(笑)
蒲郡ふ頭 掃海母艦や掃海艦、掃海艇を見学することが出来ました


蒲郡ふ頭に近づいてきたら、今回は停泊している艦艇が多く見えたのでワクワクしました(^^♪
な、な、なんと6隻も停泊してくれています。6隻もの艦艇が停泊している様子を蒲郡でも見られるなんて貴重な時間ですよね✨
掃海母艦 うらが


掃海母艦のうらがを目の前で初めて見ることが出来ました⚓️
基準排水量5,650t、全長141m、乗員約170名、東日本大震災をはじめ、災害派遣にも活躍している掃海母艦です。



うらがは全長が141mあったので、近くでは写真が収まり切れません。遠くからだとこの迫力も伝わりにくくなるところだし、アングルをあれこれ考えることも実は面白く感じられる時間です。
掃海艇 あいしま



風はありましたが、三河大島も良く見えてよい日です。


艦内見学は掃海艦あいしまを最初に見ていきましたよ。基準排水量510t、全長54m、乗員45名、2004年から就役しているので、21年以上活躍しているんですね。朝9時過ぎでもたくさんの人が管内の見学を始めていました。



あいしまの隣には「はつしま」も停泊していました。

掃海艇 「あいしま」の艦内見学





「あいしま」から眺める「ひらしま」の艦首も格好良いです。ひらしまにも沢山の方達が見学されていましたよ。





今回4か所でこちらの双眼鏡をのぞかせていただきました。渥美半島の風力発電のプロペラもくっきり分かりますし、蒲郡の街並みや車の動きまで良く見える優れものですね✨


あいしまの艦首から眺める掃海母艦「うらが」の艦尾も圧巻でした。うらがの乗艦見学はありませんでしたが、いろいろな角度から見られる点が良かったです。



自撮りをしようと思っていたところ、海上自衛隊員の方がお取りしましょうかと言って頂けましたので有難くお願いしました。







掃海艇 「ひらしま」見学




こちらは掃海艇の「ひらしま」の船首から掃海艇「あいしま」右側と掃海艇「はつしま」左側になります。



こちらでも海上自衛隊の隊員の方から「良かったらお撮りしましょうか?」とお声をかけてもらい撮影して頂きました。記念になります。ありがとうございます。
掃海艇 「ひらしま」の艦内見学



ひらしまのブリッジも他の掃海艇と同様ワクワクします。自動車のハンドルのような舵輪によって掃海艇を操作できるのですから、ここからつながっているんだなと感心してしまいます。
















掃海艇ひらしまの後ろにはここ3年続けて来てくれている掃海艦のひらどが見えています。


掃海艦 ひらど 見学






基準排水量690t、全長67m、乗員約54名、機雷戦部隊に所属する掃海艦は、海底または海中に敷設された機雷等の危険物を排除して、通行船舶の安全を確保をすることを主な任務としています。20mm機関砲は主に海面上にある機雷を射撃によって処分するために使用されます。





掃海艦 「ひらど」の艦内見学


掃海艦ひらどの基準排水量690t、全長66.8m、乗員54名、2018年から就役してます。あわじ型掃海艦の2番艦となります。あわじ型は、海上自衛隊の艦艇のうち繊維強化プラスチック(FRP)製艦艇となります。機雷には磁気反応型が多いために、機雷を処分する掃海艦艇の船体では金属の使用を避ける必要があり、木造製が多かったようです。あわじ型はFRP製にしたことにより、めり前型の木造のやえやま型とほぼ同寸法でありながら、基準排水量が3割低減し、船体が長寿命化されています。

ひらどにも機雷を射撃により処分するために、JM61R-MSが1門配備されています。


この時のひらどの艦首からは前の掃海隊群が見られるので圧巻の景観でした。



艦艇に掲げてある国際信号旗も見どころの一つです


上の写真にある旗は、海上において船舶間での通信に利用される世界共通の信号旗なんだけど、なんていう文字を表しているのか百香は分かるかな?

えーっ、私は分からないけど お父さんは分かるの?

いやっ💦流石に分からなかったで(笑)海上自衛隊の方に聞いてみたんだけど、「WELCOME」って表しているみたいだよ。


このようにラックにアルファベットとそれぞれの文字を表す旗が保管されているので、なんて書かれているのかチェックしてみることも面白いよね(^^♪


上記はウィキペディアより引用させてもらっています。





掃海艦「ひらど」は一番後ろについていたので、前にある掃海艇「ひらしま」や「あいしま」掃海母艦「うらが」が一番奥に見られるこの景観も良かったです。


すごい行列!掃海艦「ひらど」の人気がうかがえますね♬
掃海艦「ひらど」の艦内見学












掃海艦「ひらど」OZZー2


こちらの自律型無人潜水機(じりつがたむじんせんすいき、autonomous underwater vehicle, AUV)は、遠隔操作を必要とせず、機器本体が自律的に状況を判断して、全自動で潜航できる無人潜水機(UUV)で自律型無人潜水艇とも言われています。


状況に応じて、決められた潜航ルートからの逸脱や緊急浮上などの判断を行うことができる能力を持っています。蓄電池や燃料電池や閉鎖型内燃機関を動力として深度6000mで活動する物もあります。







掃海艦「ひらど」の隣には、掃海艇「たかしま」が係留されていました。近くにいらした海上自衛官の方に話しを聞いてみるとこちらは木造船とのこと、よく見るまで気づきませんでしたが確かに木造です。このことに驚いてしまいました。


一般的に自衛艦は鋼鉄製のものがほとんどのなかで、なぜ掃海艇は鋼鉄ではなく、木造またはFRP製なのかというと、鋼鉄はどうしても磁気を発生するため磁気に反応する機雷には弱いのだとか。掃海艇は、機雷除去が主任務のため、安全のために鉄ではなく磁気が発生しない木またはFRPで造られるのだといいます。
では、なぜ近年はFRPの方が主流になっているのかというと、木造はどんなに防水処理を施しても年を経ると水を吸い、重くなるとともに劣化するのだそうです。重くなるということは、そのぶん燃費も悪化するため、機関や燃料搭載量が変わらなければ最高速度や航続距離は低下します。
一方で、FRPは水を吸って重くなったり劣化することがないほか、技術が進歩した結果、木造艇以上の強度を持たせつつ軽く造ることが可能になったことから、海上自衛隊の掃海艇もこちらに切り替わったのだそうです。またFRPは、従来の木造掃海艇と比べて艦の寿命を延ばすことが可能なので、ライフサイクルコスト(LCC)の低減にも繋がるようです。




掃海艦「ひらど」3年続けて乗艦させて頂きましたが、写真の通り毎回人気でたくさんの方達が見学されています。

このように蒲郡ふ頭だけでなく全国各地で行われている艦艇見学イベントは、海上自衛隊の護衛艦を中心に、今回のように掃海艦や様々な艦艇が日本全国の港に立ち寄り一般公開を行う催しです。人気イベントなので土日や祝日は家族連れも多く開催時間前から長蛇の列になることもしばしばです。
個人的にはいつか護衛艦の中でも日本最大級の「いずも」や「かが」等が地元の蒲郡ふ頭で見られることが出来たら夢のようだなと本当に期待しています(笑)♬
また蒲郡ふ頭で艦艇の見学をした際には「ありがとうの人生ブログ」でもアップしていきたいと思っていますので、これからも時々ご覧いただけましたら幸いです(^^♪
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