先日幸田町にある貴麗宮にお礼参りをさせて頂きました。
これまではお賽銭箱にお金を入れてするお祈りだけしていましたが、これまでにも時々貴麗宮に参拝をさせて頂いて、ご利益を頂いています。恥ずかしながら40代半ばを越えて、今回人生初の清酒の奉納をさせて頂きました。
このブログの読者さんの中にも神社での奉納したことがない方もいらっしゃると思いますので、初めて奉納される際のご参考になればと思います。
神様に清酒を奉納する意味
古来より日本では、神仏に稲の豊作を祈ってきました。日本酒は御存知の通り米から造られます。
今でこそ稲畑は多数ありますが、その原初の種、一番最初の稲穂は神様が日本にもたらしたものと古事記に書いてあります。
米というのは神様が人に授けてくださった物なのです。私達もほぼ毎日主食にしており、人間が生きていくうえでも、米というのは本当にありがたい存在です。
神様から頂戴した種から派生したお米を、人が手塩にかけて育てているわけですよね。
自然の太陽や風や雨や土の恵みを受けて、農家のじいちゃん、ばあちゃんの努力や、それを支える妻や家族がいてくれているおかげで、苦悩や災害やらを乗り越えて美味しいお米を丹念に作ってくださっている農家の皆さんのおかげで、私達はお店に行けば身近なところでお米を手に入れることが出来るようになっているのが現代なんです。
古来日本では、収穫の時期が来ると、その年に初めてとれた米、初穂(はつほ)を、神仏に捧げていました。
神仏の加護を得て収穫した米に、さらに手や心を込めて作ったものが、お酒です。
かつては、酒造も神事の一つでした。
また現在でも、酒造りの伝統が残る神社もあります。
そうしてやっとの思いで出来上がったお米を、人が技術の粋を集めて伝統と革新を続けてきた技術において、更に時間と手間暇を掛けて、涙をこらえるような試行錯誤のドラマもありつつ「日本酒」という至高にして究極の成果物へと昇華させてきているわけです。 昇華に昇華を重ねた物を神へお供えする、それが清酒(日本酒)を神様に捧げる意味なんですよね。
お酒はどこで選んだら良いの
自宅の近くにお酒専門のお店か蔵元が直売していらっしゃったら、そこでご購入されると良いと思います。
自分はお酒は全く飲めないので、蔵元さんに行く機会も無縁でお酒のことはいまだに良く分からないようなものですが、実は住んでいる西幡豆町には「尊皇蔵元 山崎合資会社」という蔵元が近くにあります。明治36年に山崎合資会社として幡豆村にて創業されている由緒ある蔵元です。
この機会に一度足を運んでみることにしました。
奉納するお酒の種類や銘柄に決まりはあるの?
神社に奉納するお酒の種類ですが、お米から出来ている「清酒」になります。
つまり日本酒ですね☆
普段お酒を嗜まない私でも「尊王」の銘柄があることは、ずっと前から知っていたので、インターネットで拝見していて、四号瓶(720ml)のお酒を奉納させて頂きたいと思っていました。
ちなみに銘柄に特に決まりはないらしいので、清酒であればなんでもOKですよ。
お酒の梱包や熨斗(のし)紙はどのように書いたら良いの?
初めての奉納はこのあたりのことも良く知りたいですよね!
1升瓶(1,800ml)でも 四号瓶(720ml) 2本を紐で括って奉納する場合はであれば、瓶のサイズも大きいので熨斗紙を瓶の外につけてもらうことができます。
今回私は 「尊皇蔵元 山崎合資会社」 に電話をさせて頂いて、初めて神社にお酒を奉納させて頂くので、どのように準備をしたら良いのか教えて頂きました。
女性の社員さんが丁寧に教えてくださって、1瓶を奉納させて頂くので、尊王蔵元さんでは箱に入れて頂いて、箱の上に熨斗を貼ってもらうことになりました。
梱包や熨斗紙は、基本お店側でやって頂けるので、心配はありません。
のしにどのように書くかはお店の方に伝える必要があります。
「奉納」や「奉献」や「御神前」が一般的なようです。 あとは、のしの下に自分の名前を入れてもらって 完成です。ご家庭全体の場合は○○家等でも大丈夫です。
お酒の価格は?
気になることの一つはお酒の価格もですよね。自分の感謝のお気持ちであったり、
私が購入した「吟醸 尊王」720mlは単価が1,380円・箱代100円で計1,480円(税込¥1,680)でした。
「尊王蔵元 山崎合資会社」のHPはこちら
他の酒屋さんでも四合瓶だと1本あたり1,000円~1,500円くらい。一升瓶だと、1本2,000円~3,000円くらいが多いと思います。
今回初めての奉納で、貴麗宮の神様へお礼参りに行くことが目的なので、1本を納めさせて頂きました。
目的の神社でお礼参りをします
我が家は、幸田町でボーイスカウトのビーバー友達集会が行われた日(10月20日)の集会後に行ってきました。
神社での作法
- 鳥居の前で一礼
- 手水舎の作法
- 二礼二拍手一礼
- 参道は自分から見て左側を歩く
- お賽銭は投げずに賽銭箱に手を近づけてするりと落とし入れる
これらのことが出来ていれば大丈夫でしょう。
手水舎で清めます
参拝するときには、まず鳥居の所で衣服を整えて、軽く一礼してから境内に入ります。
次に手水舎の水で両手を清め、口をすすぎます。これには両手を清め口をすすぐことにより、心(魂)も洗い清めるという意味があるのだそうです。
自分で手水を使うときの作法
1.まず右手で柄杓を持って水を汲み、左手にかけて左手を清めます。 次に柄杓を左手に持ち替えて、同じように右手を清めます。
2.再び柄杓を右手に持ち、左の手のひらに水を受け、その水を口にふくんですすぎます。このとき、柄杓に直接口をつけることは誤りです。
3.口をすすぎ終えたら、もう一度水を左手にかけます。最後に水を入れた柄杓を立て、柄に水を流してから柄杓置きに伏せて置きます。
いつ来ても神聖な空間です。昨日の大雨が信じられないほど、晴天に恵まれた日になりました。
お札所に神社の方がいらしたので、お礼参りでお酒を神様に奉納させて頂きたい旨を伝えると、拝殿に入ってお参りできますのでどうぞと勧められました。
通常のお参りでは拝殿前でお賽銭を入れて、鈴を鳴らしお参りをさせて頂くのですが、貴重な清酒を奉納させて頂く際には、さらに神様に近づけさせて頂けるのです。こちらも初めての経験でした。
私達も身なりを整えて、神前の棚に清酒を奉納させて頂いて、日頃神様のご加護して頂いているお礼をお伝えさせて頂きました。
清酒を奉納させて頂くことによって、神様にも喜んで頂けることにつながり、私達も清々しい時間を神様の前で過ごさせて頂けて、感謝の気持ちと明るい気持ちを頂けました。
皆様もぜひ、お願いを聞き届けてくださった神社や縁のある神社があれば、お酒を携えて行って神様に奉納されてみてはいかがでしょうか?
2023年はウサギの御朱印帳もお勧めですね💛🐰
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